こんにちは。
武蔵境駅より徒歩8分にある「いつまでも動ける体づくり」「痛みや不調の解決」をサポートする少人数制フィットネスジムのスモールジムグランダ武蔵野弐番館の佐藤です。
皆さんの中で「油」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
「油は太る」「体に悪そう」
そんなイメージを持たれている方も多いかもしれません。
でも油(脂質)は私たちの健康にとって欠かせない栄養素なのです。
脂質(油)は、
- 体のエネルギー源
- 細胞膜(外敵やウイルスを取り入れない門番・細胞のゴミを出す)
- ホルモンの材料
- 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収をサポート
など多くの役割も担っています。
ただ、どんな油でも良いわけではなく、「どんな種類の油」を摂るかが重要です。
油には大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があります。
飽和脂肪酸➡︎肉の脂やバターなど
摂りすぎると血中の悪玉コレステロール(LDL)を増やす可能性もあります。
不飽和脂肪酸➡︎魚や植物油など
さらに不飽和脂肪酸は
「オメガ9」の一価不飽和脂肪酸➡︎オリーブオイル・アボカド
「オメガ6」と「オメガ3」の多価不飽和脂肪酸に分かれます。
その中で多価不飽和脂肪酸の「オメガ6」「オメガ3」のバランスの乱れが問題視されています。
この2つはどちらも体に必要な油ですが、現代の食生活では「オメガ6」に偏りがちです。
揚げ物や加工食品に使われる油には「オメガ6」が多く含まれており、偏って摂ってしまうと、体内で炎症を起こしやすくなります。
一方で「オメガ3」は魚(特に青魚)や亜麻仁油、えごま油などに含まれ、炎症を抑える作用があります。
体のだるさや関節の痛み、花粉症・アレルギー鼻炎、メンタルの不調など、原因のはっきりしない慢性的な不調の背景には、この「油のバランスの乱れ」が関係していることも少なくありません。
理想は「オメガ6:オメガ3=4:1以下」
不調を抱えやすい方は10:1以上になっているとも。
まずできることは
- 魚を食べる頻度を増やす
- サラダに亜麻仁油・えごま油を使用する
- 揚げ物は米油を使用する
- 外食時の多い時はご自宅での調理油を控めにする
- 炒め物はオリーブオイルを使用する
油は“悪者”ではありません。
適切・適量にすることで、心身をより快適にすることが可能です。
食生活の変化はなかなか難しいからこそ、「できる範囲」で内側からも健康予防していきましょう。