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糖尿病と腎臓「静かなダメージ」

こんにちは。

武蔵境駅北側、徒歩8分にある「いつまでも痛みや不調なく自力で動けるカラダ」をサポートするスモールジムグランダ武蔵野弐番館の佐藤です。

 

「健康診断で血糖値が高めですね」と言われたことはありますか?

基準より数値が高くても「自覚症状がないから大丈夫」と思ってしまう方も多いかもしれません。

 

ただ「慢性高血糖」という状態は、静かに、確実に全身の血管と臓器にダメージを与え続けています。

 

糖尿病の3大合併症と呼ばれる「神経障害」「網膜症」「腎症」

 

腎症は「腎臓」の合併症で、透析導入の1番の原因です。

 

血液をろ過して尿を作る「糸球体」という毛細血管の集まり部分が、血糖値の高さによって少しずつ壊れていきます。

進行すると腎不全から人工透析が必要になるケースもあります。

 

問題点は腎臓の働きが落ちてきても、体に症状が出にくいこと。

腎臓は残った機能でフル稼働させて穴を埋めるようカバーしますが、過剰稼働となり腎機能はどんどん低下します。

 

また恐ろしいのは腎臓だけの問題で留まらない点。

 

慢性高血糖は、心筋梗塞や脳卒中、足先の壊疽などの引き金にもなります。

これらは命に関わる深刻な問題であり、透析患者さんの5年後生存率が約50%というデータもあるほどです。

 

つまり、「血糖値が少し高いだけ」ではなく、「慢性的に高いこと」が最大のリスクなのです。

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

 

答えはシンプルです。

血糖値を上げすぎない生活を、日々の中で習慣化していくこと。

 

①【運動】

 

運動を習慣化する

 筋力トレーニングや加圧トレーニングなどで筋肉量を維持・増やすことで血糖コントロールをスムーズにする 

 

②【食事】

 

 GI値の低い食品を選ぶ

 白米・麺類やパンなどの高GI食品よりも、玄米や全粒粉パン、そばなどの低GI食品を選ぶ。

 

食物繊維をしっかり摂る

 野菜、海藻、豆類、きのこ類、芋類などの食物繊維は、糖の吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を抑えます。

 

食事の順番を工夫する

 「野菜 → たんぱく質 → 炭水化物」の順番で食べると、血糖値の上昇を抑えやすくなります。

 

 

③【睡眠とストレス管理】

 

睡眠不足や過剰なストレスは、「血糖値を上げるホルモン」を持続的に分泌させやすくしたり、血糖値を下げるインスリンの働きも低下します。

 

だからこそ、7時間前後の睡眠を心がけ、起床時間を一定にすることで睡眠ホルモンの分泌される時間を整え、睡眠の質を高めることが大切です。

 

これらはどれも特別なことではなく、誰でも少しずつ取り組めることばかりです。

継続・習慣にすることで「血糖値を整え、全身の健康を守る」ことに繋がります。

 

慢性高血糖(糖尿病)を防ぐことは、腎臓・目・心臓・脳、全身の血管を含めて、命を守ることにつながります。

 

“今はまだ大丈夫”ではなく、“今から整える”ことが大切です。

 

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